私の家のすぐ近くを、通称「船取線」が走っている。県道である。
以前は船橋―取手線といい、現在は船橋―我孫子線という。地元の人は、呼びやすさから、今でも「船取線」と呼ぶ。
真直ぐ北に行けば水戸街道と合流し、そのまま、茨城県に入る。南へ行けば、湾岸道路を横切り左にカーブして、東京湾の左を走る。途中に幕張メッセがある。
私は、この道をドライブするのが、なぜか好きである。北に向かい、水戸街道と合流する手前に、手賀沼がある。印旛沼と並ぶ沼地であるが、手賀沼のほうが横にだだっ広く、広大な平地を作り出している。
千葉県は丘と谷の繰り返しの土地なので、広大な谷といったほうが正しい。とにかく、見通しがいい。手賀沼は沼といっても、見た目は湖と変わりない。手賀沼大橋を渡らず右に折れる。この広大な景観を楽しむドライブの始まりである。
窓を開け、風を楽しむ。一年を通じて、四季折々の変化を眺める。谷であるから、作物は米、春には、知る人ぞ知る桜の名所があり、秋には、一面のススキ。晴れた日にしか行かないので、雨の日は知らない。だから、手賀沼の印象はいつも晴れ。
このドライブコースは、いい按配にグルリと走ると、自然に南に向かい、家路につける。 実は、昨日行ってきた。夏の強い日差しを受けながら、手賀沼は色濃い夏の装いでありました。
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