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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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田屋の休日(日)<日記>
   このところ、教室で石膏像のデッサン見本を描いている。「ジョルジョ像」である。別に、急ぐ必要がないので、ゆっくり描いているが、「ジョルジョ像」は、難しい。難易度は、上から数えたほうが早い。わが教室で、5人が挑戦し、途中で断念している。三ヶ月描いて諦めた人もいる。

   デッサンの描き方の本でも、「ジョルジョ像」の見本を描いている本は少ない。教室に、その数少ない見本が載っている本があるが、似てない。なんとなくでいいなら、「ジョルジョ像」に挑戦した教室の生徒さんは、皆、仕上がっている。

   今は、誰も挑戦していないので、私の見本も急ぐことはないが、苦戦している。どこか、ちょっと違う。印象がである。私の専門は、抽象画なので、普段描かない具象が面白い。寸法は、ビッタリあっている。
   でも、どこか違う。描きかけを生徒さんが見て、そっくりだと言う。しかし、それでは、納得しない。ちょっと似てればいいのでは、デッサン見本として沢山ある。ジョルジョのソックリさんは、見たことがない。私は、ソックリに描きたい。今は、デッサン見本というより模写になっている。

   どこが、違うのか描くたびに考える。不思議だ。世の中には、目の前にあるのに、そっくり描けないものが、存在する。
   15世紀のドナテルロの作品であるが、このジョルジョは実際にいた兵士である。ドナテルロは、それを彫刻として残した。
   よくもまあー、こんだけ厄介な彫刻を作ったものか。こういった技術には、感動を覚える。どれだけの修行を積めば、これだけの技術が得られるのか。

   ドナテルロも、五百年以上経って、まさか西船の絵画教室で、その作品の模写に苦労している人間がいることを知ったら、なんと言うだろうか?

   私の言い分は決まっている。「こんなもの、作りやがって!」
   
今でも、教室の片隅に布切れを被った「ジョルジョ像」がいる。りっぱな体躯に似合わない女性のような優しい顔立ち、眉ひそめ何かを見つめている。その目は、うつろである。

   私の目もうつろ。
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