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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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グレイの使い方 <高齢者のための絵画指導・入門編>
   皆さん、グレイ(灰色)といって、何を思い浮かべますか?

例えば、壁の色、砂、トタンの色、アルミの色、鉄塔の色、コンクリートの色等々、そんなところでは、ないでしょうか。
   つまり、鮮やかさのない、冷たい色を連想すると思います。確かに、グレイには、そのようなイメージがあります。ちょっと、慣れた人は、白の影の色と、いうところでしょう。

   この、グレイを使って何ができるか、考えてみましょう。
グレイは、白と黒を混ぜた色です。白、黒、グレイは、無彩色という色分けに入ります。もう一つが有彩色です。
   なんとなく、お分かりでしょう。彩度がないことになります。だから、冷たい感じがします。特にグレイはそうです。白、黒もそれぞれ色々な種類があります。
   白は、パーマネントホワイトのような、味も素っ気もない修正用の白から、ジンクホワイトまたは、スノーホワイトのような、半透明で、どこか温かみのあるものまであります。
   黒も同じで、ススのような錆びたランプブラックからアイボリーブラックのような艶やかな黒まであります。

   しかし、純粋なグレイは、濃いグレイとか薄いグレイのような濃淡の種類しかありませんが、さにあらず、実は、グレイとつく色の種類は、一番数が多いのです。

   これは、グレイに他の有彩色を混ぜて作る、グレイ系列があるからです。
例えば、グレイにコバルトブルー(その時に必要な青を混ぜる、ここでは、仮にコバルトブルーとする)を少し混ぜると、ブルーグレイになる。
   パーマネントグリーンで、グリーングレイ。紫で、パープルグレイというように、必要に応じて色を作ることができます。


   すると、例えば、白の影の色を、ブルーグレイにすると、クールな影になりますし、パープルグレイだと、ちょっと温かみのある影になってくれます。

   こういった、ちょっとした変化をつけることが、とても大事です。絵に膨らみが出て、単調になることを、防ぐことができます。

   さて、元々グレイの色をしたものの影を、グレイの濃い色で描く人がいますが、感心しません。一つの色の濃淡を重ねることは、絵が硬くなることがあります。
   例えば、リンゴが、テーブル上にあったとしましょう。半分、日が当たっていて、半分は影としましょう。日が当たっている部分は、鮮やかな赤で描いて、影の部分は、その赤に黒を混ぜる人がいます。これは、止めましょう。影の色は、他の色の置き換えがいいのです。

   黒を混ぜると、確かに影のようになりますが、明度とともに彩度も落ちてしまいます。お月様の影ではありませんので、影も色と考えるのが正解です。
   例えば、カドミウムレッドで、明るい部分を描いたら、クリムゾンレーキで、影を描くとかです。ちょっと、明度が落ちているだけで、影に見えるんです。それも、きれいな影に。

   グレイの話に戻りますが、コンクリートの影に、ブルーグレイを使うとか、石の影にグリーングレイを使うとか、そんな使い方を覚えましょう。

   実際、グレイの使い方を覚えると、グレイは、とても便利な色なんです。トランプのポーカーゲームでいえば、さしずめ、ジョーカーといったところでしょうか。
   
   困った時は、グレイの、ジョーカー頼み。強い味方ですよ。
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