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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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左手を描く <高齢者のための絵画指導・入門編> |
当然、右利きの人の話であります。右に鉛筆を持っているので、左手を描くということです。 私が、小学生の時に左手を何枚も描きました。多分、小学四年か、五年だろうと思う。なぜ、手を描いたのか、今となっては、思い出せないですが、隣に住んでいた同じく小学生の兄弟に見せて、「上手い」と言われ、得意になっていたことは、覚えています。
今、思うと、手を描く練習をしたのは、正解です。絵の世界で、モチーフとして描くのに、一番難しいのは人間です。風景画家の非難を甘じて受けながら言いますが、人間が一番難しいことになっています。
その人間を描く上で、一番おろそかになるのが、末端です。つまり、手とか足ですね。先っぽの方ですよ。 我が教室では、裸婦クロッキー特別教室というのがあり、年に三回開催してます。そこでは、生徒さんに、裸婦をスケッチしてもらうのですが、人間の形が取れてきても、末端の手や足までキチッと描ける人は、ほとんどいません。 当然、時間の制約があるので、そこまで、描く時間がなく、末端が二の次になってしまいます。末端は、いつも不勉強に終わってしまうわけです。
でも、末端は、描くと意外に難しいのです。人間の形の中で、手や足は、特別な形をしてます。指もそれぞれ5本あるので、数としては多い。また、手の形だけでも、他の、頭や、胴体、四肢とは異なった複雑さがあります。足首から下に至っては、ちょっと角度を変えただけで、手の形を超えた難しさがあります。
これを、描くことは、とても勉強になるわけです。ですから、左手だけでなく、両足も描いてみましょう。
まず、描き方ですが、手の場合、手の甲を中心に考えて描くと、描きやすいです。甲を描き、それから指の順で。または、甲の裏を描いてから、指を描く。
ただ、親指とその他の四本が一塊になる、毛糸の手袋がありますが、あれが、イメージできればもっと描きやすいです。全体をつかんだ形として捉えるのが、基本ですから。 それが、イメージできれば、指の長さがマチマチになることを、防げます。
足の場合が、少し厄介です。手の場合と違って、足の指はそれほど気になりません。問題は、足の甲にあります。皆さんは、靴の変形を防ぐための木枠は、ご存知でしょう。形としては、あれなんですね。
まあ、足は、左手より状況的には、描きやすいので、練習してみてください。この場合、11月27日の「形のとり方」で、説明しました梱包方式がいいでしょう。
上述しましたとおり、末端練習は、おろそかになりがちです。暇つぶしでいいです。やってみて下さい。そういう練習をしておくと、いざ、外でスケッチしている時に、必ず役に立ちます。実際、そういった細かい所が、ある程度でも描けていると、上手く見えるものです。
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