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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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観察のすすめ <高齢者のための絵画指導・入門編> |
散歩したとします。散歩ですから、自宅の周りになりますね。一番くつろいだ散歩になることでしょう。
くつろいだ散歩は、観察眼が一番活発に働きます。時節は、春先としましょう。
「こんな所に花が咲いてる」 空は、真っ青で雲一つありません。「ここの路地の先は、どうなってたっけ?」 行ってみましょう。路地の先に何があるか、楽しみですね。 「お店屋さんがある」「お豆腐屋さんだ、知らなかった」「ついでに、お豆腐と油揚げを買っていこう」 お豆腐と油揚げの入った袋をぶら下げて、また、歩き始めます。路地は、曲がりくねりながら、どこまでも続きます。昔だと、板塀や、竹の柵だったりしたものですが、最近は、ブロック塀やコンクリート塀が多いようです。 でも、その塀の上から「どうぞ、見てください」とばかりに梅ノ木の枝が飛び出していて、赤い梅の花びらが可愛く咲いています。 こんな時、小さなスケッチブックを持っていると、便利ですよ。ハガキ二枚分くらいのサイズだと、持ち運びも楽ですし、小さな色鉛筆セットがあれば、なお好都合です。
あっ!持ってますか。それでは、描いてみましょう。スケッチブックの真ん中に、まず、花を描きましょう。そうです。そして、枝。枝は長いので、上の方も、下も、途中で消えていく感じです。そうです、そうです。後は色鉛筆で、花を赤く塗って、枝を茶色で塗って、出来上がり。 はい!いいですよ。 最後に今日の日付を入れて、<散歩中に見つけた梅の花>と題をつける。
散歩中なので、題とか、日付などは、家に帰ってから入れると、後の楽しみも増えます。これは、スケッチを描いたことになりますが、さらに、散歩した時間、コース、天気、その時の気持ちまで書くと、絵日記になります。
絵日記になると、例えば、葉っぱを一枚拝借して日記に挟み込んだり、路傍の花を挟み込んだり、と広がっていきます。絵日記は、記録の範疇に入りますので、そういうやり方をしている人もおります。
ここでは、観察がテーマですので、手ぶらの散歩の「観察日記」というのも、面白そうですね。 人の暮らす生活を、観察すると、色々と面白いことに気付くと思います。案外、他の人は、してないことなんですね。大抵は、用事があって外を歩いてますから、頭の中が、観察モードになってないわけです。ですから、周りの事象の八割がたは、見落としているわけです。
面白いことは、自分の身の周りに沢山あるんです。それを、面白いと感じるには、年季が入ります。つまり、年齢を経てないと、気が付かないことって、ありますよね。これをお読みの方々なら、十分資格があります。
周りの事象の八割がたは、見落としていると、書きましたが、その内訳を考えてみましょう。まず、二割は、気付くわけです。この、二割の内容は、年齢によって変わりそうです。若い人が気付くことと、年配者が気付くことでは、違いはありますから。
年配者が、気付くことが、まず、二割あって、残りの八割の中に、若い人しか気付かないことも入っていますから、それを、三割としましょう。年配者の分が五割、年季が入っている分、若い人より当然多い。そして、合計で七割。 つまり、この七割が、ご年配の方々の百パーセントになるわけです。観察眼を磨くと、<百パーセント観察眼散歩>が、楽しめることになります。それも、自分の年齢にあった百パーセントです。
さあ、目をよーく見開いて、観察しましょう。好奇心をもって、人間社会を観察したら、テレビを見るより面白いです。これは、飽きません。
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