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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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メチャクチャアートの効果
   12月5日の<研究所レベル>でも描いたが、メチャクチャアートというのを、子供たちにやらせている。

   これは、私が考案したもので、白い紙にエネルギーをぶちまけるのが、狙いである。絵具は、クレヨンを使う。早く的確に色が塗れる。メチャクチャアートは、考えてはいけない。エネルギーの発露なので、短時間に、エネルギーを消費させる。

   「もっともっともっと、メチャクチャに描きなさい!」とせかすと、しまいには、やけになって、描き殴る。スピードも増すため、画面はグチャグチャになる。白い紙全部塗り終える頃には、子供たちも息が上がる。2枚描かせると、クタクタになる。
   ここまでやって、ようやく画面に一つの感情が浮かび上がる。画面いっぱいにエネルギーがほとばしる。メチャクチャアートが出来上がる。

   子供は、エネルギーの塊である。異論はないと思うが、では、そのエネルギーの塊が、絵にエネルギーを放出するかといえば、「NO」である。なぜだろう?

   運動させれば、エネルギーを放出するだろう。では、なぜ絵にはエネルギーを放出しないのか。放出しないのではなく、絵を、エネルギーを放出する対象と考えてないのであろう。汗をかいて、絵を描くことを知らないだけであろうと、考える。

   メチャクチャアートの効果は、ここにある。格闘しながら絵を描くことを、教えている。描き殴ったものが絵になることを、教えているのである。
   落ち着いて描くのも絵、描き殴るのも絵、格闘するのも絵。様々な描き方があり、それぞれに、特徴がある。それを体験させて、体で覚えさせている。

   幸いに、この描き方は、子供たちの評判がいい。自分たちのエネルギーの出し方を覚えると、生意気なことに、1回経験した子が、初めての子に、まだまだと、注文を付けたりする。   
   確かに、初めての子の描き方は、まだまだである。汗を描いてない。経験者の子が見本を見せる。 「こうやるんだよ」 と言って、紙の端まで描き殴る。「お見事!」と私が言うと、満足そうな顔をする。

   絵を格闘して描くとは、子供には想像もしてないことだったと思う。ところが、この描き方は、思わぬ波及を呼んだ。

   ある日、Rちゃんが来て、メチャクチャアートをやらせてくれと言う。小学4年から現在の中学2年まで、キッズコースに通っている女の子である。学校で嫌なことが、あったらしい。
   四つ切の紙に、クレヨンで描き殴ること3枚。一気に描いた。それを、教室のあっちこっちに貼って、ようやく落ち着いた。

   何があったのかは、分からないが、私は、黙ってやらせた。それで、少しは、落ち着くなら、メチャクチャアートの効果としては、上出来である。感情で描くことを教えたのであるから、正しい動機といえる。3枚の絵は、見事に、内面を告白していた。

   ただ、教室が、メチャクチャアートをやりだしてから、まともな、クレヨンがなくなったのが、どうしたものか。これだけは、困った。
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