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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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気分で描く子、言われたとおり描く子 |
今年最後の講義は、火曜から金曜まで、キッズコースである。土曜は、エピソード。来年も、よろしく、ご愛読を。
子供にも色々なタイプがある。一概には言えない。
自由に描いていいと宣言すると、反応は様々である。それを、二つに分けるとすると。喜ぶ子と、嫌がる子ということになる。喜ぶ子は、自由に絵が描きたい子、嫌がる子は、指示されないと絵が描けない子。
これは、どういうことかといえば、教室に来た時点で、二つに分かれている。一つは、今日は、何をするのかな、と思ってくる子。いま一つは、描きたいものがあるけど、先生は、描かしてくれるかな、と思ってくる子ということである。
さて、子供のいま一つの分け方は、気分派とまじめ派だろう。往々にして、上手な子は、気分派に多い。多いというだけで、まじめ派にも当然上手な子はいる。 気分派をさらに、二つに分けると、上手な子と、上手くない子となる。なぜか、普通がいない。一方、まじめ派には、上手な子、普通、上手くない、と全レベルがいる。教室として教えやすいのは、やはり、まじめ派だろう。
教室内で、トラブルのは、気分派が圧倒的に多い。喧嘩だったり、うるさく騒いだり、私に注意される回数、怒られる回数は、気分派の一人占めである。
集団とは、面白いもので、全タイプがいないと、うまく機能しない。血液型で例えれば、A型、B型、O型、AB型、が揃って、まとまるのである。だから、気分派も集団の中では、円滑な人間関係の必要な要素となる。
それは、気分派がお休みした時に、よく分かる。教室の雰囲気がガラリと変わってしまう。どこか、覇気がない。子供たちも感じ取っているので、いま一つ盛り上がらない。 気分派は、まじめ派を好む、まじめ派は気分派を好む傾向がある。つまり、気分で描く子、言われたとおり描く子の双方が、お互いに刺激しあい、共存を認め合っているということである。 となると、それをまとめる側の器量は、大きい必要がある。子供たちを指導していて、一番しんどいのは、子供たちとの人間関係である。 意外に思うかもしれないが、どう教えるかではなく、どう付き合うかが、絵画教室においても、いつも問題となる。
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