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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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宇宙人の描く絵 <エピソード> |
宇宙人が、絵を描いたらと、考えてしまう。 子供の頃、宇宙人の絵をたくさん描いた。タコのような火星人、ギョロ目の何とか人、頭からアンテナを出している、これも、何とか人。H. G. ウエルズの影響で、火星人はタコであるが、あとは、意味不明。
あれから、何十年と経ったが、未だ、宇宙人の有無は、ハッキリしない。その間、様々な、SF映画が作られ、特にアメリカ映画の想像力には、舌を巻いてきた。 この、驚くほどの、想像力と創造力、エネルギッシュな制作には、ただ、感嘆するだけである。
しかし、彼らにも、余り力を入れない箇所がありそうだ。宇宙人の作り出すアートである。
確かに、色々な映画の中に、それらしい、アートが登場する。例えば、有名な「エイリアン」-1の中で、他の天体の宇宙人が作った宇宙船のデザイン。内部のデザインなど、凝っているのだが、どうも人間臭い。
鯨の腹の中を思わせるような、バカでかい内部構造である。そこら辺が限界なのであろうか。「エイリアン」-1は、よく出来た映画なので、頑張っているカンジはするが、完全に白を切ったものもある。最近では、エジプトなどの古代イメージが、はやりのようである。
もっとも、多く宇宙人が登場するといえば、なんと言っても、アメリカのテレビドラマの「スタートレック」をおいて、他にないであろう。登場人物が、宇宙人だらけである。
クリンゴン人、バルカン人、ベタゾイド人、ベイジョー人、フェレンギ人、カーデシア人、タラクシア人、オカンバ人、トリル人、クタリア人、ケイゾン人、デノビュラ人、アンドロイドのデータ少佐、流動体生物のオドー、半ボーグのセブン、緊急用医療ホログラムのドクター、など、切りなく登場し、人種と、その他生命体の坩堝であるが、地球の宇宙版ですと、初めから断っている気がして、違和感がない。
各人種のデザインも、一生懸命考えましたというのが、微笑ましい。これはこれでいいとして、やはり、極めつけの宇宙人アートをハリウッドの想像力で、是非、作ってほしいとの勝手な希望がある。 映画「マトリックス」を考え出した、ハリウッドである、宇宙人の作り出すアートも、想像力の限界ぐらいまでは、もっていけるのではと、期待してしまう。
アートを形成するのに、何が必要かといえば、とりあえず、目と脳があれば事足りる。別に手で描く必要はない。何をどう捉えるか、が問題である。目がどう見るか、脳がどう思考するか、が全てである。 目が四つあったら、複眼だったら、脳が、二つ以上だったら、人間の数倍も優れていたら、と想像にいとまない。
この先、もし、宇宙人が名乗り出て、自分たちの文化を紹介するにあたり、彼らの絵が、その中にあったとしたら、どうなるのだろう。おそらく、人類の絵画史上最大の転機になるような気がする。
人類の絵画は、各時代の天才たちの出現によって、方向展開し、前進してきた。しかし、宇宙人の中でも、ぼんくらな出来の悪い宇宙人が、絵を描いたとして、その影響力は、わが人類が誇る天才たちを軽く凌ぐことが、考えられる。 彼らが、どういう人体構造をしているのかは、分からないので、彼らの真似は出来ないかもしれないが、与える衝撃は、想像を絶するであろう。
昔、ヨーロッパの画家が、日本の浮世絵に、遭遇した時は、東洋宇宙人のアートだと、思ったかもしれない。ピカソが、アフリカンアートに出会った時も、アフリカン宇宙人のアートだと、思ったとしても不思議はない。
ここらで、友好的な宇宙人に登場してもらい、宇宙視野で物を見たい気がする。宇宙人の描く絵、アートがあるなら、是非、見てみたい。その衝撃が、どう人類のアートに影響するか、確かめてから、死にたいものだが、何十年後だろうか?
別に、宇宙芸術でなくてもいい。「地球人は、アホか!」というメモだけでも、我々にとっては、「アート」かも。
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