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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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サルの描く絵  <エピソード>
   ある時、お年寄りの、絵画サークルでの、話である。Yさんが、雑誌に載っている、サルが、描いた絵を、見せてくれた。彼女は、「すごい!」と感嘆していた。

   綺麗な色を使った、抽象画である。三、四点載っていたように思う。ちょっと、人が描いたような、雰囲気がある。それで、評判になっている。

   Yさんは、私にも、感嘆してほしかったようだが、悪いことに、その期待を裏切ってしまったようだ。私の解説は、Yさんには、ご不満だったようである。こちらも、商売である。そう簡単には、考えない。

   私も、テレビで、サルの何とか君だか、ちゃんだか、忘れてしまったが、(君としよう)制作している所を見たことがある。サル使い(サル君には申し訳ないが)の人が、絵具をつけた筆を、サル君に渡していた。サル君それを、振り回して、カンバスに描いている。

   ただ、それだけである。たくさん描かせて、上手く、まとまっているものを、チョイスし発表する。それだけの話と、私は考える。それが、サル君も絵が描けるような、錯覚を呼び、特に、子供の夢を誘う。それは、それでいいが、大人が錯覚しては、困る。

   これは、「サルが」というところが、ミソであろうが、その程度なら、馬の後ろ足のひづめに、色を塗り、板かなんか、何度も蹴っ飛ばさせて、「馬の描いた絵」とすることも、ありである。
   きつつきの口ばしに、色を塗っても面白いし、大量の蟻に、絵具を、塗った場所を通らせてから、白い紙の上を歩くように導けば、感動するような、すごい、絵が、出来上がりそうである。
   いかにも、意思があるように、演出すれば、一丁上がりである。 サル君の絵より、そっちのほうが、面白そうだ。

   そもそも、サル君が、自分で、色を選ぶんだったら、感心する。その中にメッセージが、込められているのなら、「すごい!」となる。バナナを描いたら、「ビックリ仰天!」
だろう。

   手話を理解する、ゴリラの「カンジ(という名前)」のことを、テレビで見たことがある。これは、ビックリした。手話を理解し、自分でも手話を発信する。ゴリラの知能指数は高いのだろうが、極々稀な例として、報じられていた。
   条件反射のような、与えられたものに対する受動的反応ではなく、自らの意志をサインとして、発信したら、能動的行動である。ここが、一線なのだろう。「カンジ」はそれを、やってのけた。

   ということは、絵の中に、メッセージを盛り込むことも、理論的には、可能ではないだろうかと考えてしまう。例えば、お腹が減った時に、描く絵とか。手話の「お絵描き版」である。一匹が、できることは、例え天才でも、できるとなるから。

   しかし、バナナの形は描けないだろうと思う。

サルの知能は、人間でいうと、三歳ぐらいと聞いた。三歳児は、形が描けない。形に対する認識が出来ないのだと、私は考えている。形が描けるのは、四歳児以降である。もし、バナナの形を描いたら、四歳児以上の知能となってしまい、天地がひっくり返る。

   とまあ、折角描いた絵に、イチャモンを付けるようで、サル君には、申し訳ないが、どうせ、夢を見るなら、是非、大好きなバナナの絵を描いてほしい。その時は、私も、大感激するんだけどなア―。
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