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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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遊びながら描く <キッズコース>

   さて、落書きを怒る理由がないと、書いた。


落書きも、制作と考えると、栄養たっぷりの制作であり、自ら進んで、その制作をすることに、異論はない、ということになってしまう。


   これは、どういうことかと言うと、絵の教室は普通の習い事と違う。親御さんは、どお、思っているか知れないが、落書きもありだし、遊びながら描くのも、ありである。 


  ウチの子は、まじめにやってますかと、聞く親御さんは多いが、学校や学習塾と一緒に考えているようである。絵の教室は、情操教育を専門とする場である。


  芸術とは、言わないが、絵というものを、広く、豊かに考える場である。子供の教育の、もっとも、高尚な部分担当しているのであって、まじめが、いいとは限らない。    


  何が、どう、子供を豊かにするのであろうか。


ピアノの教室は、技術系なので、教則本があり、それを、繰り返し練習することで、成り立っているのだろう。バレエもしかり。何かの技術を教えることで、成り立っている。今の子供は、色々な習い事をしているが、それが、どこまで、情操教育と結びつくかが難しい。


   我々が、子供の時は、どうであったか。少なくとも、塾はあったが、ピアノや、バレエ、水泳、ましてや、絵を習っている子は、少なかった。少ないというより、私の周りには、皆無であった。


  時代が違うが、子供の状況は同じである。私は、小学生の頃、地面を掘って地下室を作ろうと夢中になった。木の上に、家を作ろうと、友達と計画したこともある。取り残された防空壕も探検した。自転車で、どこまでも行った。遊びは自分たちで考えた。 


  情操教育とは、子供の遊びの中に潜んでいると、私は考える。習い事が出来なかった分、自分たちで必要な栄養を補給した。そうやって、色々なことを学んだ。そのこと自体が、情操教育になっているとは、言わないが、基盤には、なっていると、考えられる。


  何かを教えられるのではなく、自ら考え、学ぶことが、情操教育の第一歩なのではないか。


   子供たちに、勉強以外で、必要なのは、考える場である。絵の教室は、その考える場を提供すれば、いいと考えている。考え、実行できる環境を提供し、遊びながら作り、考えながら作り、また、遊びながら作る。


  遊びながら作っている時の、子供たちの頭の中は、驚くほど柔軟である。その柔軟さが、情操教育には、最も必要な要素であると、私は考える。

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