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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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英会話絵画教室  <エピソード>

  金曜のキッズコースに、小学一年生の中国人のAちゃんが、来ていたことがある。普通の小学校に通う女の子である。だから、日本語は問題ない。  


  教室に最初に来た時は、おかーさんと一緒であった。おかーさんも、日本字が読めるし、話もできた。このAちゃんが教室に通うようになって、送り迎えしていたのは、この子のおジーサンであった。 この、おジーサンが、日本語を喋れなかった。  


   おジーサンは、授業の間、時折、買い物に行ったりしたが、ほとんど、教室の片隅で、待機していた。私とおジーサンの共通語は、英語。


  この時期、金曜は、このAちゃん一人だけであったので、教室には、中国語と日本語のバイリンガル少女と、中国語と英語のバイリンガルおジーサンと、ほとんど日本語だけの私の三人だけであった 


  なぜか、この、おジーサンに、色々聞いてみたかったが、英語を喋らなければならない。私は、恥ずかしながら、英会話は「a  little 」である。どうしても、ということなら、Aちゃんに通訳を、と思うが、いかんせん小学一年生である。難しい質問は避けるべきだし、第一、絵を描いている子に、どうでもいいことで、通訳は頼めない。 


   私も小学校の終わり頃から英語を習い、大学まで入れたら、10年は、英語と付き合っていることになる。その成果を示さなければ、と、詰まらない事を考えて、沈没!


  おジーサン、絵のことを、<ピクチャー>と言い、私は、<ピクチャー>は写真のことだと思い、絵の世界では、頻繁に使う<ドローイング>とか<ペインテイング>とか言って、通じない。そのうち、こちらの語学力を見抜かれ、おジーサンはあまり英語を使わなくなった. 


  木曜日にいる、バイリンガル中国少年、小学3年生のN君に、「また、今度ね」の中国語を教わった。<再見/ザイジェン>である。イントネーションが難しく、なんども練習させられた。せめて、これぐらいは、おジーサンに言いたい。別れる際の、軽い呼びかけをしたかった。 


  金曜日、Aちゃんとおジーサンが帰る時、「ザイジェン!」と言ってみた。おジーサンはうれしそうな顔になり、「ザイジェン イズ  SEE YOU  AGAIN」と言って帰って行った。



  「なア―んだ!<SEE YOU  AGAIN>と、言えば良かった!」

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