fc2ブログ
アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

最近の記事

カテゴリー

カレンダー

02 | 2023/03 | 04
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

最近のコメント

FC2カウンター

FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

フリーエリア

にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ にほんブログ村 美術ブログへ

RSSフィード

絵手紙描く人色々   <高齢者のための絵画指導・入門編>

  絵手紙を、必ず二枚づつ描く生徒さんがいます。Eさんです。一つは自分のコレクション、後一つは、人に送るため。合理的な方法だと関心します。


  同じ絵を二回描くのに、それほど、時間は掛かりません。それに、失敗の描き直しという点でも、都合はいい。これは、お勧めです。


    水彩見本を、絵手紙に描く人もいます。これは、すごいです。恩歳、七十六歳のHさんです。


   絵手紙を初めて、一年半。初めて描いた時は、一番易しい紙風船を、フーフー言いながら、描いていました。難しいので、続かないと思ったと、後日告白していました。


    ところが、水彩見本を、そのまま、ハガキサイズに描いたのを、見せてくれました。


これには、驚いた。


花の絵の見本を、絵手紙用と水彩用にと、二種類、私が描きます。水彩用の見本は、B4サイズぐらいですが、これを、そのまま、ハガキサイズに描きますと、相当濃密な絵になります。


皆が、びっくりしたのは、言うまでもありません。以後、Hさんは、絵手紙と、絵手紙サイズ水彩画と両方描いてます。一枚に9時間掛かったとか、同じ絵を9枚描いたとか、すごい話になってます。どこに、こんな、バイタリテイーが潜んで、いたのでしょう。これは、う~ん、お勧めというより、人によりますね。


そんな話も、高齢者のホームでのことですが、わが、教室にも、強敵がおります。  Mさんです。Mさんは、4歳と小学2年生のお孫さんが、キッズコースに入ったので、その送り迎えのため、教室に来るようになりました。


Mさんは、多少、足が不自由になり、杖をついての送り迎えのため、授業の間、4歳のお孫さんの隣に座り、まだ、絵もままならない、お孫さんの手助けをしてました。


 4歳の子が、5歳半になった時、「私も何か描いてみようかな」と言い出しました。経験はゼロ。子供達に混じって、絵手紙を始めました。


一年後。Mさんは、私の絵手紙見本を卒業し、自ら、もっと細かい絵の模写を始めました。驚くほど、そっくりに描きます。


それから2年、現在です。4歳で、教室に入った子は、小学3年生になりました。


Mさんは、66歳で始めて、69歳になりました。ハガキサイズの精密な絵を描いています。


   誰も、太刀打ちできません。これは、お勧めのしようがありません。


 


   誰にどんな才能があるか、分からないものです。66年間、才能が眠っていた人もあれば、74年間眠っていた人もいます。こればかりは、始めてみないと、分からないですね。


誰にでも、等しく可能性はある。私の実感です。

スポンサーサイト




この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://art21japantaya.blog121.fc2.com/tb.php/115-b323a314
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)