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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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黒と茶を好む少女 <キッズコース>         

   以前、教室の生徒の知り合いという、女の子が来たことがある。


小学2年生である。絵が好きだというので、遊びに来た、といったところ。 早速、画用紙を渡し、好きなように描きなさいと言った。色鉛筆の黒と茶しか使わない。驚いた。女の子なのに。  


   女の子の好きな色は、大体きまっている。青、空色、黄色、赤、緑、ピンクである。自由に絵を描かせると、この色の鉛筆の消耗が一番激しい。


   この子は違っていた。黒い空に、茶色い景色。「綺麗な色は、使わないの?」と聞いてみた。「黒と茶が好き!」と返事が返ってきた。最後にピンクの花を小さく描いた。   私の心は重くなった。


   前にもこういうことがあった。 一羽の親白鳥と二羽の子供の白鳥が、嵐に耐えている絵を描いた男の子がいた。  その子の親が離婚して、母親と兄弟二人で、暮らしていることを、私は知っていた。白鳥はまさに、母親と自分たち。  離婚してしばらく経つので、その時の心境か、今の心境かは定かではないが、そういうことを感じたことは、確かである。  


   絵は心の窓である。まして子供の絵は、心の中を如実に表す。単なる落書きでは、出てこないものが、色を着色して、手間をかけて描くうちに、心の中から、滲み出てくる。         


   この少女も何か、屈託があるのだろう。黒と茶が好きなのは、今の自分に一番ピッタリくる色だからではないか。最後に描いた小さなピンクの花がその子本人なのだと、直感した。   理由は分からないが、何かが、その子の周りに重く暗く、のしかかっている。その子の態度も、どことなく暗い。  


   その日は、時間がきて、帰って行ったが、私の心は、まだ重い。私は分析するだけで、人の家庭に立ち入ることは、できない。私の心の中に、重いものを残して、その少女は帰って行ったのである。  


   わが子の絵をよく見よ。私はそう言いたい。絵を見れば、その子の幸せ度が分かる。子供の出したサインを見逃さなければ、対応も早く出来る。  


   私は、親にも見せない子供の素顔や愚痴を、嫌というほど、見せられ、聞かされてきた。「ママは怒ってばかりだから、パパと暮らしたいなア― 」と5歳の女の子が愚痴るのである。  世の、おとーさん、おかーさん、気を付けましょう!

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