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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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<教室日記>2016・10・4(火)
村上典子・夕日(縮小)
会員 村上典子 水彩画

「教室日記」
(作者作品紹介)

  一時、さんまがエラく高かったが、最近やっと値段が落ちてきた。 
自宅近くに、セレクションというスーパーがあり、結構値段が安い。 先日、さんまが、6尾399円で売っていた。 
  小ぶりだが、脂が乗っていて旨かった。

10年以上前になるが、車で銚子港へ行ったことがあった。 
  水揚げしているそばに、魚の小売店が軒を並べていたが、そこで1尾30円くらいのさんまを売っていた。 
  さすがに地元は安いと思って、10尾くらい買ってきたが、これがマズかった。 
小ぶりでパサパサ。 ネコまたぎだった。

  ネコまたぎを承知で売りさばくのだからヒドい話だ。
以来、マズいさんまを食べたかったら、銚子へ行けと、皆に言っている。 


  さて、作者作品紹介6人目は、村上典子さんの水彩画である。
村上さんは、教室在籍4年ちょっとだが、それより2年くらい前に4ケ月くらい在籍したことがあり、再入会だった。 

  最初の在籍の時には、今のような水彩画でなかったように記憶している。
というのも、再入会後の村上さんは、ウオーターフォード紙で描くようになっていた。

  今の教室では、ウオーターフォード紙は、村上さんの代名詞になっている。
この紙の特徴を最大限に引き出し、昨年の会員展、今年の会員展と連続フレンドシップ賞を受賞している。

  フレンドシップ賞とは、会員展来場者全員の投票により、もっとも印象に残った作品を選出するもの。

  今回、ご紹介の作品が、今年の会員展フレンドシップ賞受賞作品である。
日常的な何気ない夕日の情景。 

  手前のススキが季節感を漂わせ、過ごしやすい季節になったことをうかがわせている。
  川面に映る夕日はほとんど沈み掛かっており、カラスの鳴き声さえ聞こえてきそうである。

    
  また、対岸の家々のシルエットとともに電柱のシルエットがあるのは、日本人のノスタルジーをくすぐるに十分であり、どこか、フーテンの寅さん映画の一シーンを思い起こす。

  おそらく、フレンドシップ賞に投票したほとんどの人が、私と同じ共感を持ったのではないだろうか。


  村上さんは、今回の会員展では、3点出品したが、もう1点ご紹介しよう。


村上典子・ハス(縮小)

  
  ご覧の通り、先の作品が秋編だとすると、上の作品は、夏編とでも呼ぶべきか。

  池のハスの葉の間の水面には、青々とした夏の空が映っている。 
こちらは、セミの鳴き声が行き交う夏の午後の風情だ。 

  この作品も人気があり、作品の前で足を止める人が多かった。


村上さんは、昨年、市原市美術展覧会に出品し、美術会長賞を受賞しており、市原市美術会会員に推挙されている。
  
  本人は、至って、謙虚で控えめな人だが、作品は静かにズシりと人々の琴線を騒がす。

  これからも、静かなズシりに期待したい。



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