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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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<教室日記>2015・11・24(火)
15北山茜・縮小
助手 北山 茜 デッサン

「教室日記」
(作者作品紹介―14)

  金曜キッズ教室小学2年生の S 君が、3年生の R 君 に、アダ名を付けた。


「りーちゃん」 と呼んだ。

  
  アダ名というより、名前の最初の一文字に「ちゃん」を付けただけ。




S 君は、調子に乗って、他の子の呼び方も変えた。

「はーちゃんでしょ、こーちゃん、めーちゃん、やーちゃん!」


「じゃあー、自分は、しーちゃんだね」 と私。


  すると、他の子が、

「先生は、なんて呼ぶの?」


  S 君は、ちょっと考えてから、答えた。




「じーちゃん!!」
 





  さて、作者作品紹介も余すところ後二人。 
全員で15名の紹介になる。 今回は14回目で、北山 茜さんのデッサン。

  北山さんと、次回ご紹介の大野さんは、教室スタッフであり、田屋の弟子である。
 
教室の様々のお手伝いをお願いするが、大野さんが西東京市在住なため、すぐには、飛んで来れない。
  そのため、西船橋在住の北山さんが、何かと助けてくれるので、ありがたい。



北山さんは、昨年の会員展には、石膏像のアグリッパのデッサンを出品した。
  今年は、同じく首像のメジチ像を出品。

アグリッパのデッサンは、2013年の6月から開始して、2014年の5月まで掛かった。
  滑り込みで、会員展に出品。
メジチは、2014年の7月から開始して、2015年の5月まで掛かって、やはり滑り込みで会員展に出品。 



  わが教室のデッサンは、受験用ではないので、長時間掛けて、カタチに対する認識、濃淡の調整などを勉強する。 
  しかし、一つのデッサンに一年近く掛けるのは、やはり、ちょっと長い。

北山さんは、ことデッサンにかけては粘りに粘る傾向にある。 
  粘りの北山なのだ。

何度も何度も直し、また、眺め、また、直す。 



  石膏デッサン(石膏像デッサン)は、クロッキー(人物スケッチ)とセットになっている。 
  クロッキーは裸婦クロッキーのことだが、着衣クロッキーでもいい。 その点、北山さんは、クロッキーの練習もちゃんとやっている。 

  いいことだ。 デッサンとクロッキーを両方やっている人は、教室でも少ない。


なぜ、石膏デッサンとクロッキーがセットなのか?


  そう言えば、教室でもこの説明は、あまりしていない。
デッサンしている生徒さんたちは、結構、デッサンで手一杯なので言ってないのだが、ちょっと熱心な生徒さんには、説明することがある。



  つまり、石膏デッサンは、石膏像デッサンなので、人体の勉強をしていることになる。 
  人体とは、大雑把に言って、骨と筋肉でできている。 どこに骨があり、どこに筋肉があるかを勉強するということ。
  
  それで、それを上手く表現している石膏像で学ぶ。 石膏像は静止しているので、確認しやすい。 
  また、脂肪がついた石膏像は、一般絵画用石膏像にはない。 ほとんど、骨と筋肉の塊である。

  しかし、実際の人物には脂肪がついている状態のものが多い。 骨と筋肉と脂肪が実際の人物と言える。
  それは、石膏像では学べない。 それをクロッキーから学ぶ。 
また、クロッキーは、実際の人物を描くので、静止していない。 このことも、クロッキーを描く意義になる。

  生きているもの、呼吸しているもの、動くものの実感は、石膏像からは学べない。

そのため、静止している石膏像で人体を確認し、生命感溢れる生き物としての人体は、クロッキーから学ぶ。
 
  ということ。



さて、今回の北山さんのメジチのデッサンをご覧頂こう。
  
  
  メジチの難易度は結構高い。 相当、手強いと言っていい。 
北山さんは、粘りに粘って、メジチ像の特徴をよく捉えた。 シッカリとしたメジチのデッサンとして描かれている。


  メジチは、首を捻った横向きの像である。 横を向くため、顔が少し傾いている。 
また、首が長い。 その上、顔の骨格に特徴があり、頬骨と頬骨との間の距離からすると、絞ったように額が狭い。 この特徴が描く者を悩ます。

  横向きで、顔が傾いていて、首が長く、顔の骨格に特徴がある。 

ほとんど、首から上だけの石膏像なのに、描く者を混乱の渦に落とし込む。
  

  北山さんもこの渦に飲まれながらの奮闘であった。 直してはチェックし、チェックしては直すことの繰り返し。
  アグリッパからやっと抜け出したかと思ったら、また、メジチで捕まってしまった。



デッサンを勉強する者にとって、一つ一つのデッサンが、自分の前に立ちはだかる巨大な岸壁に思えるのは確かだろう。 

  しかし、その岸壁も気が付いたら、乗り越えているものだ。 マジメに取り組めば、いつかは乗り越えることができる。

北山さんもアグリッパを乗り越え、メジチを乗り越えた。 


  その逞しい成果が、いつか、大きく実を結ぶことを期待したい。






<余談>

  私も、とうとう、スマホデビューした。 今更ではあるが、常に時代の最後端を行く身にも、ガラ系では生徒さんが送ってきた映像が見れなかったり、限界を感じた。

  ソフトバンクからドコモに乗り換えたので、手続きが大変だった上に、これから会員や関係者にアドレス変更メールすることが、大変を通り越している。

  操作をこれから覚える。



アチャー!