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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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<教室日記>2014・5・27(火)
「教室日記」
(会員展報告)

会場1
会員展会場風景

  5月24日(土)・25日(日)に大人教室の「2014年会員展」があった。

わが、アート21の作品クオリテイーは高いそうだ。 生徒さんに限らず、見学に来た人のほとんどが口にする。

  また、こうも言う。 

「面白い発表会だ」

  私的には、後者の感想が気に入っている。 
そもそも、絵の教室の発表会は、意外とつまらないものが多い。 
  他の教室に、ケンカを売る気はないが、これもまた、皆がよく口にすること。 同じような絵が並んでいることが多い。
  それでは、つまらない。 だから、ウチの教室では、ほとんど、なんでも、展示する。 

  マンガのプロが6年通っている。 少女マンガ家。 デッサンから始めて、今は、水彩画の模写をしている。 描いたものも展示するが、昨年は、中学から高校にかけてのマンガの生原稿を展示した。

  結構、皆、面白がる。 
小学生時の絵を展示したこともある。 刺繍の先生の刺繍、キッズ教室の工作に刺戟されて作った、毛糸のタペストリーなどなど。 

  教室の発表会とは、生徒さんのアピールの場所。 
教室では、こうこうこういう絵を描いている。 それはそれで、皆、興味があるだろう。 
  しかし、昔は、こんな絵を描いていた、普段は、こういうことをしている、など、教室以外での作業も展示したら、面白いではないか。 私は、そう思う。 

  情報交換の場所でもあるので、情報が色々あるほうが参考になる。 

絵も発表会も面白いに限る。 


「絵は、面白くなければならない」 

  わが師匠の口癖だ。 
  
古今東西、名画と言われるものは、まず、面白いのである。 面白いからその先を見る。 それで、その絵で、本人が苦労している所、工夫、知識、才能などを見つけ出していく。 
  面白くなかったら、どれほど、工夫が凝らされていても、その先は、人は見ない。 
映画やテレビドラマと同じ。 
  したがって、面白いことは、全ての制作系に言えることだが、なぜか、芸術論のような俯瞰論には、登場しない。 俯瞰すると、一番大事なことは、飛んでしまう。 
  そのため、昔から芸術論は、難解の代名詞になっている。 それはそうだ。 
一番肝心なことを外したのでは、訳が分からない。 当たり前。
 

  24日の土曜日、午後6時からオープニングパーテイーがあった。
教室行事の中で、大人会員の出席率が一番高いのが、このオープニングパーテイーである。 私が、全作品を講評する。

  人気の訳は、どうやら、この講評にあるらしい。 生徒さんの何人かに、そう、言われたが、私としては、結構、大変。 しゃべり通し。


講評
講評する田屋

  白髪は、使うところに増える。 私の頭の白髪と口髭の白髪の数とでは、圧倒的に口髭に白髪が多い。 ほとんど真っ白。 
  頭は、あまり使わずに、よくしゃべるということになる。 女房殿に言わせると、

「まさに、その通り!」 

  
  余談だが、絵描きはおしゃべりが多い。 マトモな絵描きで、無口な人間に、今まで会ったことはない。 不思議だがホントの話。 
  イメージ的には、無口のほうが芸術家っぽい。 寡黙にしていると、心の中にエネルギーが溜まりやすく、それを一気に吐き出して絵を描くのが、芸術家かなと思ってしまう。 世間的な解釈だとそうなるだろう。 
  
  しかし、実際は違う。 全てはエネルギーなのである。 寡黙にしないとエネルギーが溜まらないようでは、お寒い限り。 絵をガンガン描いても、まだ、エネルギーが余る。 そのため、ガンガンしゃべる。 それで、おしゃべりが多い。 

  じゃないかな、と、思う。           まあ、いいか。


さて、今年のオープニングパーテイーは、昨年より参加人数が少なかった。 10人は減った。
  でも、実際は、このくらいがいい。 昨年は、40人を超えてしまい、ごった返した。  
 
  作品は、壁際、窓際に向け展示するので、結構な場所を取る。 オープニングパーテイーでは、料理を置くテーブルが、さらに場所を取り、参加者は、その隙間で、歓談する。 
  5月とはいえ、狭い所に40人を超える人々が、一緒にいると、温度が上がってしまい、クーラーを入れても暑い。 

  それが今年は、結構快適だった。 

常にこうありたい。 


  また、買出し・切り出し・料理の運搬ともに順調に運んだ。 17人の会員にお願いしたが、買出しが早く終わり、午後5時前には、全員帰ってきたので、切り出しをお願いした人たちが、まだ、到着していなかった。 

  そのため、買出しに行った人たちが、そのまま、切り出しを始めた。 
切り出しとは、鉄板焼きの食材などを切り出すこと。 玉ねぎとか人参とか。 
  また、フルーツの盛り合わせもあるので、それぞれ、分担して、やってくれた。

  こういう作業は、結構楽しい。 皆、和気アイアイと切り出し、盛り付けている。 盛り付けイメージ画、詳細な切り出し作業手順画を、事前に描いてあるので、それを見れば、何をすればいいのか、すぐ、分かる。 何事も要領がある。 

午後6時にオープニングパーテイー開始だが、珍しく時間前に作業が終了した。 そのため、予定通りに6時半から講評。 順調である。 
  人数に余裕があるせいか、皆、リラックスしている。 常にこうありたいものだ。 


パーテイ清1
オープニングパーテイー会場風景

  午後9時、終了。 

残った料理は、お持ち帰りパックに詰めて、もって帰ってもらった。 いつも言っていることだが、残ったものは、ゴミ箱行きだと言うと、詰め始める。 
  最終的に10人くらいが残り、そのまま、二次会。 食べ物なしの飲み物だけ。 

明日の午前10時には、朝の当番の人が来る。 宴会の匂いが残っていたのでは、嫌がるだろう。
  しかし、そういうことは、誰も気を使わない。 困ったものだ。 
その場限りで考えていて、次の日のことは、考えていない。 
  だから、最後まで気が抜けない。 

  次の日の朝の当番の人にカギを渡してあるので、私はお昼頃来ればいい。

 

翌日、目覚めたら、お酒がさほど残ってなかった。 助かった。
  日曜日は、たいてい二日酔いの日であるが、日曜日も出勤なので、夕べはさすがにセーブした。

  午後5時、会場撤去作業。 5人が手伝いに来てくれた。 皆には、2時間くらいの作業だと知らせたが、6時前に終了した。 驚いた。 

  

  ということで、結局、5月25日の日曜、午後6時、会場撤去作業終了。 
これで、会員展の全ての作業が終了した。 


  やっぱし、常にこうありたい。 言うことなし。



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