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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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<教室日記>2013・8・13(火)
<教室日記>
(しばらくブログを休みます)

  さて、今年最大のイベントである納涼祭も無事終了し、8日の木曜日から教室は夏期休講に突入した。 2週間の夏休みである。 
  8月は、10日間しか教室はない。 教室休みの日曜・月曜と第5週目を夏休みに足すと、残りが10日。 

  生徒さんの誰かが言った。

「もうちょっと、働きましょうよ」

  余計なお世話だが、サラリーマンの気持ちなのだろうと思った。 そもそも、休みが多く取れるから、絵画教室をやっている。
 
  
  一昨日の日曜日に、武蔵境の実家に帰った。 千葉の梨を届けるためである。 映周先生と私の妹と3人で、「くすの木」という五日市街道沿いの喫茶店に行った。 
  境に行くと必ずこの喫茶店に行く。 歩いても行ける距離だが、駐車場が広いので、いつも車で行く。 山小屋風の作りで、私が20代後半頃開店したように思う。 以後、よく利用してきた。 

  映周先生は、85才になったと思う。 頭が真っ白だが、溌剌としていた。 私の妹も絵描きだが、映周先生は彫刻が専門で、妹はその彫刻の弟子である。 
  二人とも彫刻と絵については、すこぶるうるさい。 妹とは、絵のことで昔はずいぶんケンカした。

「ワシの芸大時代の知り合いで、絵を描いているのは、一人だけだぞ」 「皆、もう描いてない」 
「ナラヤニだって、もう10年描いてないらしい」 
  
  と、映周先生が言った。

  ナラヤニとは、映周先生が20代の時に留学したインドのマドラス大学の絵描き仲間である。 昨年、パリで再会していた。 

「強烈な夢がないと絵は続けられないよ」 「普通の人間には無理だ」
  
  と、私が言った。 

映周先生は、私と話すのを楽しみにしているところがある。 もうずいぶん前から。 自分の周りにいる数少ない現役の絵描きと考えているらしい。 
  
  その映周先生に、私は絵のイロハを習った。 理解できる数のほうが圧倒的に少なかった。 小学生、中学生の頃は、全く何も教えてくれなかった。 高校生になってからやっとボチボチ。 大学生で中級、上級ゴタマゼ。 以後、訳の分からない世界に突入した。 
  最後に映周先生が、指導というカタチで言ったのは、

「いいか! 絵を金にしようと思ったら潰れるぞ」

  という一言。 もう、20年も前の話である。 


さて、話はガラリと変わりますが、私は今制作中です。 この夏休みは自分の制作をするため、ブログもお休みします。 ブログの夏休みです。 そういうのもアリ。
 
  次回は、9月3日(火)から生徒さんの作品紹介でスタートします。 初回は、K君こと萱嶋啓太郎君の「毛糸アート」をご紹介しましょう。 乞うご期待!
  では、皆様、それまで、熱中症にお気をつけられて、元気にお過ごし下さい。

「再見」(ツアイチエン) 

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テーマ:アート - ジャンル:学問・文化・芸術