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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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<教室日記>2013・5・7(火) |

通信講座デッサン見本
<教室日記> (ラーメン談義)
私はラーメン好きである。 麺類が好きと言うより、ラーメン好き。 私の母親が、やはりラーメンが好きで、子供の頃に住んでいた新宿区鳴子坂下の青梅街道沿いの中華そば屋に、よく連れて行ってくれた。 入り口横にショーケースがあり、お馴染みの蝋細工の見本の麺が、いくつもどんぶりに入って並んでいる。 ラーメン・タンメン・五目そばといったところだが、小学校低学年だった私には、蝋で作ったものだと分かるはずもなく、どんぶりから少し浮き気味なのは、麺とスープが固まって、浮いてしまったのだと、思っていた。
その頃のチャーシューは、豚のばら肉の脂身の多いところが中心なので、良くて、半々。 悪くて、ほとんど脂身で、この脂身が気持ち悪く、これが原因で肉嫌いになった。 だから、小学校は肉嫌いで通した。
高校生の時は、すでに武蔵野市に住んでいたので、隣駅の三鷹のラーメン屋に、友達が連れて行ってくれた。 おいしいラーメン屋だということだったが、それが、「ラーメン江口」との出会いになった。 以後、何十年に亘り通うことになる。 当時は、東京のおいしいラーメン店の10軒に数えられていた。 この純正東京ラーメンをこよなく愛した。 店に行く前からワクワクし、食べている時は、幸せ感さえ漂う。
その後、荻窪や中野、新宿、渋谷、阿佐ヶ谷、吉祥寺、銀座など食べ歩き、おいしい店には、いくつも出会ったが、「江口」に代わる店はないと思った。 私のラーメンの出発点であり、原点であり、唯一の店であった。
しかし、人の気持ちは、うつろいやすく、醒めやすい。 あんなにも入れ込んでいたものも、次第にぼけ始める。 好みが変わったのか、舌が肥えたのか、ハッキリしない。 「江口」離れは、10年以上前から始まり、代わりの店を探しながら、食べ歩いた。 「江口」も数年前に、代替わりし、今は「三鷹」という名で営業している。 昨年、実家に帰った折、ニュー江口に食べに行ったが、私を引きつけたあの情熱は、もはや、そのラーメンからは、感じられなかった。
時代が変わってしまったのだろうか。 ワクワクするような「この一杯」のためにラーメン好きは、生きている。 大袈裟だと人は笑うだろうが、笑わば、笑え。
今の私にとっての「この一杯」は、「赤坂味一」。 15年くらい前から通っているが、段々深みにはまっていく。 船橋市役所近く14号沿いにあるラーメン専門店である。 ラーメンと大盛ラーメン、チャーシューメンとシナチクラーメンしかない。 営業時間も午前11時から午後4時までと短く、いつ行っても混んでいる。 ここのラーメンを、今は、こよなく愛している。 井の頭線永福町駅前の「大勝軒」をちょっと雑にしたのが、「赤坂味一」の味。 店主も「大勝軒」上がりだそうな。 永福町の「大勝軒」は、煮干ダシで、洗練の極致という味わいで上品。 杉並区に住んでいた頃は、自転車で30分も掛かる永福町までよく通った。 夏に行く時は、海に行くような軽装にタオル片手。 ラーメン一杯900円で、麺が通常の量の2.5倍。 汗は、止めどもなく流れた。
すでに、永福町の「大勝軒」の味を忘れてしまったのが幸いしてか、「赤坂味一」の味にならされてしまったのか、一週間に1回は食べに行く。 西船に引っ越して来たので、自宅から真っ直ぐに目指して15分ほど。 ワクワクしながら、自転車をこぐ。
世においしいラーメンは数あれど、幸せにしてくれるラーメンは数少ない。 そういうラーメンに、二度出会った。
<ボランテイア活動をしています> 公益NPO各団体の支持を得た活動です。
通信講座テキスト一部を実費(500円)で、提供します。 対象者:おおむね60才以上の方・障害のある方・12才以上大学生まで。 ● デッサン講座・水彩画講座・パステル画講座 ● お問い合わせ : taya@art21japan.jp (コピーして下さい) ● 注意 :教室お問合せと混同するので、件名は「ボランテイアお問合せ」でお願いします。
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テーマ:アート - ジャンル:学問・文化・芸術
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