|
|
プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
|
|
最近の記事 |
|
|
カテゴリー |
|
|
カレンダー |
02
| 2012/03 |
04
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
- |
- |
- |
- |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
|
|
最近のコメント |
|
|
FC2カウンター |
|
|
FC2ブログランキング |
|
|
ブログ内検索 |
|
|
RSSフィード |
|
|
|
<アート一口講義21>2012・3・27 |

通信講座デッサン見本
「発想法」
ここでは、発想法についてお話ししよう。 発想には2種類あって、一つ目は、ある日突然「ポン!」と出る発想。 二つ目は、発想しやすい環境から「ヒョイ!」と出る発想である。 ある日突然出る発想には、発想法はない。 これは、才能がらみなので、一般的な発想法としては、二つ目の発想しやすい環境から出る発想が、発想法になる。 要領としては、発想しやすい環境を自分で作れば良い。 鉛筆と紙を机の上に置いて、「さあ」と力んでも、発想するものではない。 鉛筆と紙があるのなら、紙に色々取り留めなく描いてみれば良い。 それが、発想の元になる。 発想とは、何かのキッカケで出ることが多い。 何かを転がして行って、何かにぶつかる。 その衝撃が脳を刺激する。 つまり、脳を刺戟すれば良いのである。 そのためには、リラックスして、何かを描く。 それで、浮かぶ。
<教室日記>
以前の話。 教室会員のHさん(女性)からメールが来た。 ほとんど半泣き状態のメール。 「先生! <海の風景>が、川に落ちました。」 <海の風景>とは、Hさんが数ヶ月を費やして描き上げたF6サイズの油彩画である。 キャンバスではなく、キャンバスペーパーに描いている。 入道雲が印象的で、教室での評判も良い。 その日、教室展が近くなったので、額を購入に出掛けたらしい。 日傘片手に近くのプランタン目指し、川沿いの道を急ぐ。 自転車で。 風の強い日であった。 <海の風景>は、袋に入れて自転車のカゴの中。 突然、突風が吹き、袋が舞い上がった。 右手は、傘を持ち、左手は、ハンドル。 宙を舞った袋は、そのまま川の中にドボン。 沈んでいく様子をただ黙って見つめた。 なす術なし。 思い入れのある作品は、自分の分身でもある。 Hさんの無念は、いかばかりか。 残念!
スポンサーサイト
テーマ:アート - ジャンル:学問・文化・芸術
|
|
|