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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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<アート一口講義20>2012・3・20
Nパステルテキスト5基礎模写見本画・夕焼け
通信講座パステル画見本

「デッサンの必要性」

  デッサンを絵の基本的な勉強方法と考える人は多い。 確かに、デッサンの効用は大きい。 絵の基本的な構成がしっかりすること、微妙な濃淡調整が上達すること、構図に強くなること、絵の制作過程を把握できること、絵が見やすくなることなど、色々挙げることができる。 
  絵を描き始めたばかりの人が、抽象画を描いたら、ワケの分からない絵であったが、3年間デッサンしたら、キチッとした抽象画になったと言う話もある。 しかし、その一方、デッサン経験のない人が、良い絵を描く例も、少なくない。 
  絵は、詰まるところ伝達手段なので、必ずしもデッサンを基本にしなくとも、伝達は可能であるということも事実。 では、どちらが良いか?  面倒なデッサンをすべきか、否か?
  答えは、デッサンの勉強が必要と思ったら、デッサンすべし。 必要がないなら、しなくて良し。

<教室日記>

  一年前の3月で退会したNちゃんは、当時高校2年の女の子。 妹のSちゃんと一緒に中学1年から通っていた。 高校に入った頃から、美大進学を意識し始めたので、デッサン中心の指導に切り替えた。 我が教室は、美大受験コースはないので、高校3年生になったら、船橋にある受験専門校に移ることになった。 受験専門校は、受験用のモチーフや、設備が整っており、各美大の最近の出題状況などの情報も豊富である。 それに多くのライバルの中で、良い刺戟になる。 
  親御さんが時々メールで、Nちゃんの状況を知らせてくれた。 いい評価がもらえなくて、メゲテいるとか。 先生に褒められて喜んでいるとか。
  この3月に入り、私も受験の結果が気になった。 
妹のSちゃんは、小学1年から来ており、姉は退会したが、Sちゃんは残った。 今は6年生。 身長も160センチを超えている。 そのSちゃんから情報が入った。 A美大は受かったが、B美大の結果待ちと。 A美大は、合格が予想されたところである。 問題は、B美大に受かるかどうか。

  3月10日の土曜日に、親御さんが教室に訪れた。 
「多摩美に合格しました」

  B美大とは、多摩美術大学のこと。 うれしかった。 我が教室で4年間指導した子が、その後、受験専門校で頑張り、合格したのである。 それも現役で。 
  多摩美大は、3美大と言われる中の一つ。 1が東京芸大で、ダントツ。 2と3がほぼ同列で、多摩美と武蔵美。
  どっちが、2でもおかしくない。 もちろん、学科によって難易度は違うので、一概に言うことはできないが、一般美大認識では、3美大に異論を唱える人は、少なかろう。

  おめでとう! Nちゃん!
我が教室出身者の初めての快挙である。


2012年12月田屋優1
講師:田屋 優 近影

テーマ:アート - ジャンル:学問・文化・芸術