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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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アート徒然日記 ‘10/12/20(月) |
<アグリッパを描く>
先日来、はまっていた石膏像のデッサンであるアグリッパも結局なんとか描くことができた。
98%は、アグリッパの雰囲気を出していると思う。 しかし、あとの2%はどうしても似ない。 世の中には、どうしてもそっくりに描けないものが存在する。 それも身近な所で。
昔、わが師匠に言われたことがある。 石膏像をそっくりに描くことはできない。 それで、石膏像の耳を完成するなということ。 それが、石膏像を描くルールだと。 どういう意味か分からなかった。
今回その言葉が身に滲みた。 実際そっくりに描くことは難しい。 何度チェックしても、あとの2%が縮まらない。 最後の最後のニュアンスを描くことができない。 永遠の謎かもしれない。 それで、耳を未完成にして終了した。
耳をもし完成して全部描き上げたら、2%が縮まらないまま、完成ですと宣言することになる。 それでは、恥をかく。 絵の世界の人間は、2%が縮まっていないことをすぐに見抜く。 その程度かとバカにされるのである。 それで、耳は完成せずに描くことがルールとなっている。 つまり、まだ完成していないのだとする言い訳を耳に残すのである。 ほとんど笑い話のようであるが、実際この伝統は、デッサンに長く受け継がれている。 したがって、まともなデッサンの耳は、誰が描いても完成していない。 機会があれば、人のデッサンを観察するといい。 そうなっているはずである。 未完成のアグリッパのデッサンは、教室ホームページの「大人コース」の欄に載せている。 興味のある方は、見られたし。
田屋のアート講義は、‘09/4/23(木)を以って終了しました。
「研究所レベル」・「大人コース(中・上級)レベル」・「大人コース(初級)レベル」・「キッズコース」・「高齢者のための絵画指導」の五講義(各60テーマ)は、左欄のカテゴリーで、閲覧出来ます。
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