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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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無神経は罪 <大人コース 中・上級レベル> ‘08/9/17(水) |
世の中に無神経と思われる行動、態度、言葉がある。
それについては、皆さん方も嫌というほどの経験は、お持ちだろう。 今の小学生なら、空気を読めない子というだろう。K・Yと言うらしい。 その時の周りの状況を読めないことを、最近では、空気を読めないと表現する。これも、無神経を意味している。
絵の世界では、無神経という言葉が、昔からある。絵の世界は神経質な世界である。絵を描いている人は、必ずどこかの神経が細やかになる。だから、制作に付随することとして、常識とされている。
このことは、何を意味しているかと言えば、こと絵に関して、無神経と言う言葉は、禁句となっている。優れた制作は、神経質な体質を生む。それが、無神経では、絵を描く資格は、全くないことになる。 人に対して、わざと言ったら最大の侮辱を意味している。
世の中に、無神経な絵だなと、感じるものは結構、巷に沢山ある。これは大袈裟ではない。 それほど、絵を分かってない人、分かってないで展覧会に出品する人、それでもプロと公言する人は、多い。 こういう輩が、絵を良く分からない人の混乱を呼ぶ。これが、絵に関わる現実問題である。 絵の世界の無神経は、描いた絵に限らず、言動にもある。 例えば、こういう輩が、勘違いしたまま、強く自分の考えを主張すれば、一般レベルでは反論出来ないであろう。そういうものかなと、思ってしまう。 絵の世界は、個人作業なので、ある意味個人の考え・主張は、擁護されている。だから、誰かが、強く主張すると、それは、一つの考え方となってしまう。 実際、専門家がいるので、正しい考え方かどうかは、推し量ることは出来るが、一般レベルのそれも、巷レベルだと周りの人間は、飲み込まれることが多い。
絵画教室は、そういう、考え方・主張に対する鑑定所の意味合いもある。「絵画教室」と看板を掲げることは、巷の混乱を整理し、正確な情報をアドバイスしますよという役目があることも、意味している。 こういう、役目があることは、余り知られてない。しかし、結果的に絵画教室は、その役目を果たすことになる。王道は、邪道に目ざとい。
さて、無神経がいけないことだということは、お分かり頂けたろう。絵の世界では、絶対にいけないことである。絵を描いている人で、無神経なのは、ハッキリ言って絵を描く資格はない。 それは、味覚に鈍感な人が、料理をし、また、調子に乗って、料理を語るに等しい。 もし、あなたが、その人の料理を食べる羽目になったら、どうする?
無神経は罪! お分かりだろう。
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