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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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宝の山の夢 <エピソード> ‘08/9/13(土) |
子供の頃、デイズニーの本を読んだ。
「ミッキーマウスの冒険」と仮に題しておこう。題は、とっくに、忘れてしまったので。とにかく、アメリカ的な内容に驚いたものである。
内容は、忘れてしまったので、筋は、書くのは止めよう。記憶に残っている場面だけを、書くことにする。 とにかく、ミッキーマウスがセスナ機で、ある山に降り立つ。
周りは切り立った岩山ばかりで、塔のように何本も地面から伸びている。 頂上は、平らであるが、その頂上に古墳のようにポッコリと、また一山乗っている。ダイヤモンドの山である。山が全部ダイヤモンドで出来ている。
景気のいい漫画である。宝探しなのか、誰かの救出なのかハッキリしないが、飛行機でコッソリ着地したように覚えている。
次に覚えているのが、ボートで逃げるシーンである。手漕ぎボートで漕いで逃げるのであるが、ボートの下は、水ではない。お金である。 金貨、銀貨、お札の地下水道(?)を逃げていくシーンである。
私が、覚えているのは、それだけ。つまるところ、お金のシーンだけを覚えていることになる。 いまだに、こんなに景気のいいマンガも映画も見たことがない。
文字どおり、宝の山である。
お金への実感は、大人のほうが、強い。 今、この漫画を読んだら、どんな感じ方をするか、興味がある。ヨダレが垂れるのか、あり得んと一蹴するか。
小学校一年かそこらの頃、道端で10円拾った。そのまま交番に届けたら、駐在さんが、自分の財布から10円出して、お駄賃をくれた。その頃の10円は、今の100円以上だと思う。
その後、味を占めたかというと、そうでもない。駐在さんに気を遣った訳ではないが、手間は省いた。
お金のありがたみは、嫌と言うほど、二十代の時に味わった。その頃よくお金を拾う夢を見た。
別に宝の山の夢を見なくても、財布を拾う夢のほうが、ファンタステイックである。ありそうもない夢より、ありそうな夢のほうが、ありがたい。 困窮とは、夢の内容すら変えてしまう。
我慢大会のような青春時代ですら、宝の山の夢を望まなかったのだから、私にはこの手の夢は、不要である。
ただ、子供の頃の空想力を刺激したに留まった。
宝の山の夢は、自分の中を掘ったら、いきなり飛び出してくる制作上の宝の山でありたい。 それは、願ってもない夢である。
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