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プロフィール |
Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。 画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。 「西船絵画教室アート21 アート21研究所」 http://www.art21japan.jp/
南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
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小学受験 <キッズコース> ‘08/9/10(水) |
今までに何人か、小学受験のための、絵の指導をした。
絵の分野で、確認されることは、認識力・応用力・想像力あたりのようだ。当然、描写力は、入ってない。 幼児らしい描写力を見たい気がするが、総合力を期待する受験に、描写力の有無は、意味をなさないのであろう。
同じような子を持つ、親御さん達のために、参考までにどのような内容か書いてみようというのが、今回である。
どこの小学受験の内容かは省く。それよりどのようなことを要求されるかの方が、興味があると思う。
まず、認識力であるが、これは簡単にいうと、絵を通して常識の度合いを測ると言うとお分かりだろうか。認識=常識。 リンゴは、赤くて丸い。バナナは黄色で長い等々、当たり前をどこまで把握しているかを、確認する。
これについては、教室では、その子の頭の中にどれだけの蓄積があるか調べる。イメージトレーニングとして、椅子・テレビ・船・飛行機・果物・野菜など日常的なものを描かせ、映像の蓄積を調べて弱いところを捜す。 弱いところがあれば、百科事典などの写真を見せて、映像を蓄積させる。
認識力については、手立てがあるが、応用力・想像力あたりになると、本人の資質が問われる。 どうもここらあたりは、知能指数も測っているように思う。
受験と名が付く以上、このことは止むを得まい。優秀な子を集めるのが、方針であるので、優秀でない子は、落ちるのが受験である。
応用力・想像力は、反応の素早さ、適切な対処が全てだと思う。 絵というより、知能テストを絵にしていると言ったほうが早いと思う。したがって、教室としては、テキストの反復が、主な作業になる。
応用力・想像力は、すでに絵から離れていることが多いので、専門外に近い。これも、受験のお手伝いと思ってやっている。
例えば、パズルを組み立てるとか、同じ形のものを選らび出すとか、音楽や椅子を使ったりする問題もあり、様々な角度から能力を調べる。 過去のテスト内容を、親御さんから渡されて、それを順番に教室で出来る範囲でやる。 残念ながら、テスト内容については、差支えがあるので、これ以上は具体的に書けない。
いずれにしろ、幸運にも今のところ、皆合格したと聞く。どこまで、教室が手助けできたかは、分からないが、ただ、一つ言えることは、これは、絵の試験ではない。普通の優秀な子を選び出す試験である。
絵の試験では、バナナを赤く描く子のほうが面白い。絵は、オリジナリテイーが全てである。他の子と同じような感覚の子は、少なくとも、絵の世界では、優秀でないことになる。
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