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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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夢を追う覚悟<研究所レベル> 08/3/6(木)
   誰でも夢を見る。あれになりたい、これになりたいと考えていると思う。

それは、それでいいことである。何も夢見ることは、若者の特権ではない。年齢に関係なく人は、夢を見る。
   夢とは、叶えられないことの総称を意味することが、ほとんどである。実際に叶えられなくても、夢見ることに意義がある。生きる目的であるし、活力にもなる。だから、夢見る人に、世間の風当たりは優しい。

   が、しかしである。研究所レベルの者が見る夢は、別である。研究所レベルの者は夢見たら、手に入れないとならない。
   どんな夢を持つか、人それぞれだろうが、自分の絵に対する夢と、一繰りする。
まさか、有名になって、たくさんお金を取って、いい家に住みたいなんて、小学生が言いそうな、世俗的な夢を抱いてる人は、いないだろう。
   もし、いたら絵はやめたほうがいい。制作の神様は、甘くない。ひどい目にあって、人生を潰すことになると言っておこう。

   さて、自分の絵に対する夢を追うのが、アーテイストである。では、どのくらいで、その夢が手に入ると思っているかである。
   これは、私の想像であるが、10年ぐらいを目安にしているのではないかな。諸君らが、20代として、夢が叶うのは、30代前半か後半にかけてということになる。

   結論を言うが、夢は手に入らない。

今の諸君らがどんな夢を絵に託しているかは、分からないが、10年経ったら、技術も知識も増していることだろう。10年後に同じ夢を持ち続けているかという問題がある。
   
   技術や知識が増すと、考え方、感じ方も変わる。当然、夢の質も変わる。当初憧れていたものが、手に入ったことも気が付かないで、10年後には、違うもっと難しい夢を抱いているということである。

   つまり、夢というものは、その時の状況が生み出すもので、決して一定ではない。大袈裟にいうと、日々変わり、日々更新されるということである。
   これには、制作を続けた場合という条件が付く。
何も、していなかったら、10年経っても、20年経っても、夢は一定している。夢に対してアクションしない人が、何年経っても同じ夢の話をするのは、夢に対するアプローチがないためである。

   絵描きの夢は、欲深い。いつも夢を見、いつも夢を更新してしまう。だから、一生夢を追い続け、手にすることはないことになる。これを言い換えると、アーテイストは、手に入らない夢を追い続ける者ということになる。

   諸君らが、絵描きを目指し、アーテイストにならんとする思いは、大変な代償との交換となる。夢に終わりがないので、一生走り続けなければならない。

   おそらく、10年後には同じように夢見た同胞が、半分になっていることが考えられる。20年後には、一人いれば多いほうか。そんなもんである。それほど、夢を追い続けることは難しい。

   そういう覚悟があるか? 

今、聞いても返事に困るかもしれない。絵の底なし沼は、次第にはまるもんである。だが、これだけは言える。底なし沼に、はまったと思ったら、逃げ出すか、とことん行くか、すぐに決めることである。そうしないと間に合わなくなる。

   絵の底なし沼には、覚悟を決めた者のみが、沈む。
例え、無駄死にだろうが、沈んでいくことにジタバタしない。そういう覚悟ができる人間にしかアートをやる資格はないのである。

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