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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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沼田君の丁寧なお辞儀 <エピソード>                  

   今週(火~土)は、色々なエピソードを書こうと思う。エピソードはたくさんあります。エピソードだけでも、何ヶ月も書けそう。息抜きに、まッ!とりあえず五つ。                        


      私の幼なじみに、沼田君がいる。彼はちょっと変わっている。   


学生時代のこと、近所に住む幼なじみの沼田君が、私の家(実家)に遊びに来ることになった。  小学校からの付き合いである。彼は出掛ける時は、いつも黒い革靴を履いてくる。彼の家から、私の家まで、徒歩五分。なのに革靴を履いてくる。これが、不思議で未だに理由がわからない。  


   本人に聞くと、どこにでも、行けるようにということらしい。新宿で会っても、同じ格好をしてくる。新宿と、自宅から徒歩五分を、同じと思考するのは、謎である。   


   家に来る時間になったので、私は表に出てみた。通りがあり、沼田君の家の方に向かって、若干の下り坂になっている。その先に、彼が歩いてくるのが見えた。背筋を伸ばし、まっすぐこちらに向かってくる。  近所のおばさんの後姿も見える。買い物にでも行くのであろう、彼の方に向かって歩いている。  


   二人が交差する寸前、沼田君は両足を揃えて、立ち止まりお辞儀をする。手も両側に揃えている。面接の時に、面接官にする、あれである。礼儀正しいお辞儀。    


   おばさんの動揺が、後姿に見て取れた。あわてて、挨拶を返す。「あーあ、又やってる」と思った。私はなぜ、彼がそんなことをするのか、理由を知っている。


   「知り合いなの?」と、到着した時、ワザと聞いた。「エッ?なんのこと?」と、予想通りの返事が返ってきた。   沼田君は、靴ひもで結ぶタイプの革靴を好む。妙に神経質なところがあって、靴ヒモがほどけてないか、結び目が同じ長さで結ばれているか、気になるらしい。それを、チェックする。いたるところで。  いきなり、立ち止まり、両足を揃え、靴ヒモを見る。なぜか、手は両側に揃えて。これを、靴ヒモのチェックと考えるのは、私だけである。 


   この迷惑な行為を、私は、何度も目撃した。クセである。私がそれを指摘すると、「気になっちゃって」と、沼田君は、いつもケロリと言って済ます。  


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