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アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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画面を知る-2/2 <研究所レベル>

   さて、画面について、具体的な話をしよう。


 「画面には、目の通り道がある」と書いた。入り口は、画面右である。右から左に向かう。  


例えば、白い紙に、飛行機を描いたとする。飛行機の頭が、左に向いていると、目の流れに沿っているので、飛んでいるところ。右に向いていると、目の流れに沿っていないので、止まっているところという、印象になる。


    また、例えば選挙ポスター。顔が画面中央にデンとあり、大体が正面を向いてるが、横向きも中にはある。顔を覚えて貰いたいので、右向きにする。右向きにすると、目が右から見てきて、ズドンと顔にあたる。印象が強い。


この人が、選挙に当選して、またポスターを作ったとする。今度は、顔を見て貰うのではなく、自分のこれからすることを、見て貰いたいので、顔は左向きにする。目は右からきて、その人の左を見つめる視線を追うことになる。つまり、その人の顔ではなく、見つめている先の、未来を見ることになる。


こういった例は、たくさんある。むかし、中国共産主義のポスターを、見たことがある。男女の若者が、手をあげて何かを指差している。当然左向きである。若者をアピールしたものではない。若者が指差す中国共産主義の未来を指差しているので、左向きになる。


さて、このように、画面には目の通り道がある。したがって、目の通り道を意識しながらの制作となる。


例えば、目が通るのに邪魔だから、右側に大きいもの、黒く、きつい印象のものを、置かないとか、柱のような、画面を上下に横断するものを、右に置かないとか、入り口である右を目がスーと入れるようにすることが、まず、大事となる。


 また、右から目が流れてくると、上下左右の役割が発揮される。


右は華やかさを司るので、右を華やかにすると、少しの要素で、絵がまとまる。逆に右を寂しくすると、左に、これでもかというぐらい、要素を入れても足りなくなる。  


    これは、上下でもいえる。絵は上詰めといって、上から詰めて下を抜くと、落ち着いた、洒落た絵になる。絵の安定構図は、逆三角形である。スキッとしたシンプルな絵を目指すときは、逆三角形に構成すると、感じが出やすい。


    さらに、左と下は、ボリュームを司どるので、ボリュームを出したいときは、この左と下は、おろそかにしてはならない。


右にボリュームをもたせると、重くなり、上を抜いて下にボリュームを持たせると、胃下垂のように、胃が重く感じられる。画面上では、目に見えない引力が、互いの方へ引っ張ろうと、しているかのようである。


唯一真ん中だけが、何の影響も受けない。これが、不思議であるが、台風の目のように、ど真ん中は、実に静かな場所である。だから、真ん中に、絵を描くと孤立する。


    さて、画面上のツボの話しを、前回したが、これは、あるということに留めたい。状況によって、全て違うし、感覚なので、説明しずらい。そのうち、書けそうなら、書くとする。


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