アート21教室日記
田屋優・・・・・・画家、現代美術作家  西船橋の絵画教室、研究所主宰               (掲載内容の無断転用禁止)
プロフィール

田屋優

Author:田屋優
「絵の多角的分析」を研究テーマに、様々な角度から見た絵の本質を分析解説する。
  画家・彫刻家、田谷映周を師匠とし、兄弟弟子に画家・彫刻家、田谷安都子。 自身の弟子に橋崎弘昭、大野まみ、萩原正子、桑原麻理子、伊藤悠里子。
 
「西船絵画教室アート21
 アート21研究所」
http://www.art21japan.jp/

 南船橋ビビットスクエア・カルチャースクール絵画部講師、ウエルピア市川絵画部講師、カーサ・デ・かんぽ浦安絵画部講師、NONSTOP会員。
  

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2017・5・23
「教室日記」

  大人教室の 「会員展」 も今週土曜日に迫った。

いよいよである。 
  雑用に次ぐ雑用で、この時期、手帳は真っ黒になる。 

私は、A5サイズのビジネス手帳を愛用している。 毎年、同じ手帳を買う。
  後ろのほうのメモ用ページには、17 の項目のインデックスを付けている。 

会員展の項目には、全出品者の名前を横に 2 行づつ取り、作品点数、額の有無、搬入日、搬出日、撮影日、出品料の支払いの有無、オープニングパーテイー出席の有無などが書き込んである。 

  次のページには、展示作業者名、オープニングパーテイーの買い出し要員名、運搬要員名、切り出し要員名、参加者名、
会場当番者名、会場撤去者名が列記してある。

  教室運営の90%以上は、この手帳一冊のメモでまかなっている。 
その点、手帳が秘書代わりなので、安上がりだ。


  手帳を使いだして、かれこれ、30年以上が経つ。 手帳を見れば、一年前に何をしていたのか、すぐ分かる。
  日記より正確だ。  

今や、私の手帳は、私の人生の記録にもなっている。

  

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2016・5・9(火)
「教室日記」
「私のよろめきドラマ」

  最近は見掛けないが、以前は、お昼の午後1時から15分間、いわゆる、よろめきドラマをやっていた。

  よろめきなので、不適切な相手との関係。
つまり、不倫だな。


  平日毎日やるため、専業主婦が視聴率を稼ぎ出していた。
納豆みたいな内容で、あーたら、こーたら、ネチャネチャと、男女の秘め事が、永遠に続く。
  私は、この手のよろめきドラマが大キライだが、まさか、わが身に起きるとは、想像していなかった。

  実は、最近、二度ほど、よろめいた。

体がぐらついたのである。 しかも、シラフで。

  一度は、教室があるマンション 1 階でエレベターに乗ろうとしたら、中から人が出てきた。
私は、チャリをエレベターに運び込むので、慌てて後退りしたら、よろめいた。
  
  別に、どうということのない、日常的なことだが、中から出て来たおば様が、慌てて、手をさし出して私を支えようとした。

  で、思った。
年寄り扱いされた。

  それから、二三日後の夜の 7 時頃、授業を終え、チャリを押して、1 階のエントランスを出ようとしたら、塾に来ている子供のチャリが、自動販売機の前に、何台も無遠慮に停めてあり、ドカさないと出れない。

  右手で、自分のチャリを支え、左手で、子供のチャリをドカしている時に、よろめいた。
  ちょうど、歩道を歩いていた、また別なおば様が、これまた慌ててこちらに来て、手伝ってくれた。

で、また、思った。
  年寄り扱いされた。

私のよろめきは、状況的に無理かなる話。
  単にバランスを崩しただけ。 

と、思う。

  反射神経の衰えの兆候ではないのに、はた目には、衰えと映ったのだろうか。


若い人のよろめきは、艶っぽい男女の関り合い。

  年寄りのは、足元不如意の老いとの関り合い。


あらら、



2017・5・2(火)
「教室日記」
(100%出す)

  自分が持っているものを 100%出そうと考えることは、よくある。

例えば、試験だったり、仕事だったり、何か重要な局面に、頑張るという意味で、100%を目指すわけだ。
  しかし、たいていの場合、100%出せたと思えることは、少ない。

なぜだろう?
 
  気力、体力ともに十分なのに、結果的に少しパーセントが落ちる。
何か不満だ。
  100%を出すことは、元々無理なのではと思えてしまう。

しかし、
否!

  そうではない。
100%の力を出すことは、可能である。

  しかし、結果的結末のみ可能ということであり、本人には皮肉な話になってしまう。
  つまり、こういうことだ。

例えば、自分の身長を100%とした場合、真っ直ぐに立って、1時間経ったらどうなるか。
  始めは、背筋が伸びていたものが、段々疲れだし、若干背骨が曲がる。
1時間後には、身長の何%は、減ることになる。


では、背伸びしたら、どうなるか。
  かかとを上げ、つま先立ちする。
1時間後には、やはり疲れて、かかとは、ほとんど、下に着いてしまう。
  しかし、この時点で身長は、ほぼ100%。


ということは、100%を目指したのでは、100%は手に入らないことになる。
  人は、どこかで、疲労する。
疲労を計算に入れると、120%を目指して、初めて100%になる。

  こういう計算がある。


ただし、これは、要領とは言い切れない。

  120%目指した人は、100%では、不満が残る。



2017・4・25(火)
「教室日記」
(春の特別教室)

  一昨日の日曜日に、「春の特別教室」を開催した。

特別教室は、春・夏・秋と年 3 回あり、午前と午後に分かれる。
  午前はミニ実習講座、午後はクロッキー教室。

午前教室は参加者7人で、油彩画2人、パステル画1人、人物画1人、画面についての基礎知識1人、
大野まみ講師担当のドローイング2人だった。 
  今回、小学生や高校生の参加があった。 

午後のクロッキー教室は参加者8人で、10人のモデルが必要。 
  そのため、田屋が1回モデルを務め、あと1人が2回務めた。

午後4時に終了し、6人で南口の居酒屋「博多劇場」に行った。
  ここで、会員登録すると、誕生月に、年齢の数だけの餃子が無料。

会員の K 君と私が4月が誕生月。 合計で99ケの餃子が並んだ。
  ほとんどの餃子は、私が稼ぎ出している。 

この時、ばかりは、

「ダテに年食ってないぞ!」

  と、のたまう。




2017・4・18(火)
「教室日記」
(真贋)

  真贋(しんがん)とは、本物と偽物のこと。

絵の世界で言うと、有名画家の偽物が出回ることは、ひどく日常的だ。
  テレビ番組の「なんでも鑑定団」でも、偽物だと、数千円になることがある。
では、絵の鑑定している人は、絵を描いているから、詳しいのだろうか?

  もっと言うと、

絵描きは、真贋の見分けがつくのだろうか?

  さて、皆さんは、どうお思いか?


結論を言えば、絵描きと鑑定人は、別々な職業ということ。
  絵描きは、いい絵と悪い絵の区別しかできない。
鑑定人は、本物としての善し悪しもあるだろうが、特定の作者、作品に対する造詣が深い。
  ほとんど、学者のような研究者だと言える。
絵描きは、その点、真贋に関しては、ほとんど役に立たない。

  そもそも、本物か偽物かに興味を持たないのが普通だ。
もし、限りなく本物に近ければ、それは、それでいい絵になるし、本物を越えたら、贋作のほうをホメる。
  
  ただし、絵のオリジナリティーという問題があるので、本物を越えても、価値は認めない。